TwitterやYoutubeでいかに多くファンを持っていようと、メディアへの入り口となる一番のアクセス元は最終的に検索エンジン(Google等)になるケースが殆どです。
したがって、ネットメディアはいかに検索エンジンからのアクセスを集めるかという点が非常に重要視され、その施策をSEO (検索エンジン最適化)対策と言います。
本日は初心者向けにWebサイトを運営するなら最低限これだけはやっておいてほしいSEO対策の基礎を5つ紹介します。
これだけ知ってるだけでも全く知らない初心者とは運営しているサイトのSEO効果が雲泥の差で、逆にこれさえ出来ていればもう初心者脱出です。
コンテンツが良ければSEOなんて必要ないと豪語する人もいますが、最低限これだけは押さえておかないとスタートラインに立てません。
是非参考にしてください。
SEO対策について1ミリも知らないって方は下記の記事をまず先に読んでください。

※この記事はWordpress(ワードプレス)を使っていることが前提です。
Contents
タイトル(titleタグ)を正しくつけよう
タイトル(titleタグ)とは検索エンジンで検索した時に表示されるタイトル文で、SEO的に最も大切な要素の一つです(緑色の線で囲ってある部分)。

基本的にどのブログサービスでも(WordpressだけでなくWixでもはてなブログやamebloなどの無料ブログサービスでも)タイトルを入力する項目に書かれた文章がそのままtitleタグになります。

しかし、初心者の方は大抵変なタイトルを付けます。
まずタイトルを付ける際に必ず意識しなくてはいけないことを2つ紹介します。
どんなキーワードで検索された時に表示されたいか考え、そのキーワードを絶対にタイトルに含ませる。
これは最重要です。これができていないとほぼ絶望的で、ネットの海の産業廃棄物になると思ってください。
例えば自分で作ったインドカレーをWebサイトで紹介した場合、
「家でできる!安く作れてヘルシーな本格インドカレー」
のようなタイトルが好ましいのですが、初心者は
「今日作った料理」
のようなタイトルにしてしまいがちです。
どこの誰だか分からない奴の今日の料理なんて誰も興味ありませんし、当然インドカレーで検索かけてる人には見つかりません。
絶対に狙ったキーワードはタイトルに入れましょう。
32文字以内でそのページに書かれている内容が一目で分かるようにタイトルを付ける。
検索エンジンで検索した時に表示されるタイトルの最大文字数は大体28文字~32文字です。
それを超えるとその先は「…」で表示され、見えなくなってしまいます。
「…」の部分に重要な要素があった場合、読まれない為ユーザーにクリックされる確率が下がります。
そのため、タイトルは32文字以内で完結するように設定しましょう。
また、先ほどのキーワードの説明と被る部分があるのですが、インドカレーを紹介したい場合、タイトルを「インドカレー」とだけ付けても漠然としすぎてて読まれにくし、ライバルサイトも多くなるので、32文字以内で一目でわかるタイトル付けを心がけましょう。
見出し1(h1タグ)を正しくつけよう
見出しとは、ユーザーと検索エンジンの双方にページ内のコンテンツ構成を正しく伝えるために使用する技術のことで、見出し(hタグ)は1~ 6まであり数字が若いほど重要度が上がります。
中でも見出し1は、タイトルタグと同じく、そのページでもっとも重要なテキストに対して使用するタグで、h1と表記されているものです。
サイトのトップページであればサイトタイトルが、

記事ページであれば記事タイトルが、そのページでもっとも重要なテキストになります。

基本的にタイトルに指定したテキストとh1タグは同じで良いです。
WordPressのテーマはタイトルを入力するとそれがTitleタグとh1タグとして設定してくれるものが多いが、一部例外もあるので、chromeの検証機能を使いちゃんと適切にh1タグが付くよう設定されているか確認しましょう。
繰り返しになりますがタイトル(titleタグ)と見出し1(h1)は超重要な要素です。
筆者はここを失敗し、スタートがめちゃくちゃ遅れた経験があります。
必ず意識して付けるようにしましょう。
ディスクリプション(disrptionタグ)を正しくつけよう
ディスクリプション(discriptionタグ)とは検索エンジンで検索した際にタイトルの下に表示されるそのページの説明文です。

無料ブログサービスでブログ運営してる人は大体知らないと思いますが実はここは編集することができ、かつSEO対策的にもクリック率向上させるためにも非常に大きな要素になっています。
筆者は自分が運営しているサイトのディスクリプションを全記事正しく修正しなおしたら順位が一気に上がったこともあります。
ここも重要なのは「キーワード」と「文字数」です。順番に説明します。
狙った検索キーワードを2~3つ含ませてディスクリプションを書く
検索エンジンは基本的に文字を読み込んで、検索順位を判断します。重要なキーワードが多く表示されているということは、それだけそのキーワードに対し重要な記事なんだなと検索エンジンは判断するので、なるべく自然にな形でキーワードを多く含ませてください。
しかし!あくまで自然な形であることが重要です!
例えばタイトルが「家でできる!安く作れてヘルシーな本格インドカレー」にした場合、インドカレーで上位表示させたいからってディスクリプションを
「インドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレーインドカレー」
みたいに記入すると逆効果です。スパムと同じような扱いをされます。
今検索エンジン(googleロボット)は人間と同じくらい読んだ文章の意味が分かるらしいです。
その為、無理矢理キーワードをいて意味不明な文章になった場合は逆効果になると思ってください。
あくまで自然にが重要です。
ディスクリプションは115~124文字くらいの長さで書く
タイトルと同じく、長すぎると「…」で表示されてしまうため、115~124文字くらいの長さで完結した文章にしてください。
これも一目でページにどんな事が書かれているか分かるような文章にし、かつユーザーの興味を引かせるような文章にするのがベストです。
本文は複合キーワードをなるべく多く使い、内容の濃い文章を書こう
ここで言う内容の濃い文章とは検索ユーザーが求める情報と悩みに120%答える文章でかつ、検索エンジンに評価されやすい文章と同義になります。
複合キーワードとは、検索エンジンを利用する際にメインとなるキーワードにサブキーワードを含めた2つ以上のキーワードで、「E-sports 大会」や「Webサイト 作り方」などの、単語と単語を組み合わせたキーワードを言います。
1つのメインキーワードで検索する人より、メイン+サブキーワードの複合キーワードで検索する人の方が圧倒的に多く、複合キーワードで検索した人の方が目的がより明確なため、サイトで紹介された商品の購入や場所に行くなど、何らかのアクションに繋がりやすいといった傾向があります。
このように関連キーワードを自然な形で記事内になるべく取り入れて執筆すると、様々なキーワードで上位表示される可能性が高くなり、記事自体もユーザーが「検索した理由」となってる悩みを解決できる良質な記事になりやすいです。
本文は見出しタグを意識して書こう
本記事で紹介した見出し1の項目でも触れましたが、見出しタグとは、ユーザーと検索エンジンの双方にページ内のコンテンツ構成を正しく伝えるために使用する技術のことです。
文章がズラーッと書かれていると読みづらいのは、人間も検索エンジンも同じで、見出しタグは、文章にメリハリをつけ、読みやすくする効果があります。
下の画像を見てください。
下の画像だとオレンジ色の文字が見出しです。

どちらの文章が読みやすいか一目瞭然ですよね。
また、基本的に見出しタグは数字が若ければ若いほど重要になります。
見出しタグの記述は順序を守ることが大切と言われており、正しい書き方は本記事を参考にしてください。
下の画像の目次の緑色の部分は見出し2、水色の部分は見出し3になっています。
(タイトルに見出し1を使っているため基本的に本文に見出し1が入る事はありません)

見出しは1つ若い数字の見出しについて詳しく書くためのタイトルだと思ってください。
本記事を例にすると「タイトル(titleタグ)を正しくつけよう」という見出し2を「どんなキーワードで検索された時に表示されたいか考え、そのキーワードを絶対にタイトルに含ませる」という見出し3を付け、さらに詳しく段落を分けて説明しています。
その為いきなり見出し2の説明に見出し4を使ったりするのは誤りです。
この目次はTable of Contents Plusというプラグインで、記入した見出しを自動で目次化してくれます。
このプラグインを導入すると目次が変に記入されていた場合不格好な目次になるので目で確認しやすくなりおススメです。
導入方法は下記の記事を参考にしてください。
WordPressに自動で目次を作るプラグインTable of Contents Plusの導入方法
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SEO対策とは?超初心者向け!サルでも分かるSEO概要解説で説明した内容より数倍難しい内容になったと思いますがついてこれましたでしょうか。
ちょっと難しい内容だったかもしれませんが、ここさえ押さえれば基本的なSEO対策はできており、このままガンガン記事を寄稿していけばいずれ検索結果上位に表示されるハズです。
逆にこれを守らなかった場合、何倍もの労力が必要になるか、もしくはそのままネットの海の産業廃棄物になるかのどちらかになります。
最初覚えるまで大変ですが、しっかりマスターするようにしましょう。