絵・デザイン

絵を描く時って何を考えてる?作業しながら文章化してみた

はじめに

「何考えながら描いてる?」

友人が家の来ているときに作業をしていると、こういう感じのことを良く聞かれます。その度に思います。

「わかんねぇ・・・」

別に何も考えてないわけじゃないんです。

この記事では、作業と同時にその時考えてることを文章にしていってみようと思います。技術よりは、考えてることのアウトプット、といったところでしょうか?

今回はAPPDATEの仲間である神ちくわさんがシナリオライターを勤めたPCゲーム「抜きゲーみたいな島に住んです私はどうすりゃいいですか?」から、片桐奈々瀬ちゃんを描きたいと思います。

発売日までに完成させて、タグ付けて呟いて体験版感想キャンペーンにも応募したい。

描き始める前に

描き始める前に、まずはテーマじゃないですけど、今回の絵で目指したいものを考えておきます。以下が描き始める前に僕が作ったメモのコピペです。

  • 髪型が特徴的なのでしっかり描けるような絵にしたい
  • 今回は全身描こう(たまにやっとかないと描けなくなる)
  • ギャルっぽい挑発的なキャラなので表情やポーズもそんな感じに
  • でも心は純粋な子なのでやりすぎないように
  • なんとなく優しさが垣間見える雰囲気に出来ればいい

事前に目指すところを決めておけば作業も比較的スムーズに進みやすい(気がする)。

あとやっぱりテーマを決める上では当然、そのキャラを知った方が良いです。キャラを知らないと描いちゃいけないなんてことは全く無いと思いますが、絵に深みをもたせることは難しいと思います。

といっても僕も今回は体験版部分の奈々瀬ちゃんしか知らないわけですが。。

ラフ①

ラフは全ての土台です。

絵は建築のようなもので、描く前に決めたテーマを設計図とするなら、1番最初に作るラフは土台や地盤にあたります。ここから上に積み上げていくわけですから、最も慎重に作るべきでしょう。

前項で考えた課題を達成できるかどうかもラフにかかっています。何度も何度も修正を繰り返して、納得行くラフが出来るまで繰り返しましょう。

って文章で描くと地味で面倒な作業に聞こえてしまいそうですが、全行程の中で一番楽しいですよ。

丁寧にやれと熱弁してからのめっちゃ適当なアタリ。僕の中ではしっかりやってるつもりなんです・・・。

座るポーズにしようというのはかなり早い段階に決まって、上手くテーマに沿うようなものを試行錯誤してここに辿り着く。

座る構図をググったりしながらトライアンドエラーで作り上げます。

ぺたんと座ったまま後ろからの声に対して軽く首で反応してるイメージです。ちょっと頭を後ろに傾けてるので髪にも動きが出せそうだし、にんまり笑った表情にして団らんの一コマのような仕上がりにしたい。

ラフ②

さあ、これを元にして上にレイヤーを作って顔のパーツ、髪、衣服も描き込んだものを作りましょう。

ラフを何度か重ねていって線を減らしてはっきりとさせていき、ラフが完成したと判断したら線画に移っていきます。

次に重ねたもの。髪や衣服、顔のパーツを描き込みました。

下のラフにはあまり従いすぎないように、こうした方がいいと思った部分は気にせず新たに線を作っていきます。

もう少し動きが欲しいなと思ったので腕を前に。コン○ームつまませたい。

ちなみにですが、僕は人を描くときはやっぱり輪郭から描き始めることが多いです。頭の向きをはっきりさせてから顔のパーツを配置していって・・・という流れですね。

ラフ③

もうちょっと線を減らしてはっきりとしたラフにしたいです。

おそらく次に重ねるレイヤでラフは完成しますね。次で完成だと判断したら、しっかりとそのつもりで線を描き込んでいきます。

重ねる回数は・・・結構まちまちです。2、3回で出来上がることもあれば、5回も6回も必要になってしまうこともあります。

線を少なく、はっきりとさせられるように描き込んでいきます。ちまちまと細かく線を繋げていって、綺麗な線を描くよりも、形を作ることを重視します。

顔が描けました。やっぱり美少女イラストですから、当たり前の話ですけど顔をかわいく描くのは大事です。そして、その中でも目と髪の毛には拘りを持ってます。

触ったり撫でたりしたくなるような髪の毛にしたい、至近距離で見つめ合いたい瞳にしたい、とかキモいこと考えて描いてます。キモいんですけど、本当に大事なことです。

とにかく、かわいく見えるように顔のパーツや髪の毛を修正を繰り返しながら描き上げます!

出来上がりました。

結構途中で身体のバランスの調整とか細々とやりました。しっかりやってるつもりでも、作業進めていくと次々に変な部分が出てくるものです。。

ここまで来たら・・・少し寝かせます。

上手な人には無いとは思うんですが、僕みたいな未熟者は寝かせないと気付けないミスというのを沢山やらかします。一旦ちょっと長めに休んで、再びラフと対話を始めます。

細かいところを手直ししたもの。ついでに画像サイズも調整した。

  • 左手をもうちょっと足に沿って置いてるよう見せたいから小指で動きを出す
  • 体が小さく見えるのは肩がなだらかすぎるから?ちょっと大きめに見えるように
  • 耳と輪郭の位置もおかしくない?直した
  • 左足短くねぇか?直した

修正した点は以上です。

正直このぺたん座りをした俯瞰の構図はめちゃめちゃ難しかったです。ぶっちゃけ上手くやれてる自信はあんまり無いけど、まあ今回はこれが僕の限界ってことで!w

こうして重ねて見るとかなり様相が変わってるのが分かります。

線画①

線画へ移っていきましょう。

まずは顔、というか髪の毛からペン入れしていくことが殆どです。

ラフをしっかり描いているので基本的にはなぞって清書する作業です。

勿論ここでも修正すべきだと思うところはしていきます。

一応意識していることとして、丁寧に描きすぎないといいますか・・・人間が描いてるんだなと思ってもらえる温かみが出せるようにというのは意識しています。

難しいし出来てるかも分からないんですけど、自分が目指していることの一つです。

線画②

線画完成

ラフと重ねたもの

出来上がった線画です。左上の謎の文言はブラシサイズのメモです。

これはデジタルを始めたての頃に色んな絵描きの方のイラストを穴が開くほど見て研究した時に思ったことなのですが、かわいい女の子のイラストを描いている方は、線を固くしないようにというか、直線じゃなくて、曲線を繋げていくような感じで描かれているように感じました。

僕もそれにならって、もうちょっと線を重ねてふわっとやわらかい線画にしたいんですけど、ほんと難しいです。。

塗り①

まだまだ僕が出来ない、ぶっちゃけ一番出来ない塗りです。

色分けしました。

色の選び方は感覚的なところが大きいので上手く説明できないのですが・・・明るさに統一感が出るようにって言えばいいでしょうか。どこかの色だけ深みが出てしまったりしてるとアンバランスな雰囲気になるので気をつけます。

塗り②

影やハイライト。質感や動きを出すのに重要な部分です。

影や光については意識していることとして、単純にベースから暗い色を作るのではなく、ベースとは違う色を塗る。というところでしょうか?

これも絵描きの方のイラストを研究してた時に考えたことです。

影や光でもベースから少しずらしただけの色を使うのではなく、別の色を置くことで彩り豊かでかわいらしい雰囲気が作れる、という考えです。

あとはアクセントとして強いハイライト部分を白じゃなくて水色とかでアクセント付ける等をしてみるとおしゃれな雰囲気にまりますよね。

完成

Twitterに上げた方

pixivに上げた方

出来上がりました!奈々瀬ちゃんらしい雰囲気に出来たと思います。

感想と総評

満足していると言うと、まあ大嘘になります。

どちらかというと成長よりは課題、壁を感じた絵になりました。・・・不満なわけじゃないですよ?やりきったという気持ちはありますし、そこは納得しています。

  • やっぱり塗りが未熟。特に肌や布。油絵とは色の置き方が全く違うので、勉強不足なのかなという印象。今の僕が一番頑張るべきはここでしょう。
  • 線画の出来も不満。これは使っているブラシに合った描き方が出来てないのかなという印象。これについては次の絵ですぐに反省を活かせそう。

他にも沢山ありますが、主にこの二点。

その他、積み重ねで培っていくべきところは多々ありますが、これは課題というより、日々の努力ですかね。

でも上手く出来たなと感じるところも勿論あります。

  • 最初に掲げた課題(髪に動きを出す、全身描く、ギャルっぽいけど優しさも感じられる雰囲気)は達成できました。
  • 全身且つ難しい構図だけど、これに関してはよく頑張って描いた。

というところですかね。

僕も日々成長しているつもりですので、定期的にこのような記事を上げていこうと思っています。

あ、ぬきたし体験版はとてもテンポの良い笑いと設定のシュールさも相まって、大変おもしろかったです!興味が湧いた方がおられましたら、是非検索してみて下さいね。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!感謝の極みです。

ABOUT ME
Lio
Lio
自分でも驚くほどのペン使いが、強くて速いペン使いができるときがある。 そんなときは、俺の体の、真ん中の奥が光ってる。 そんなときなぜか、笑いがこみあげてきて・・・ 祈りたくなる。

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